組戸
「組戸」というのは目の荒い竹籠を作り、その中に川の石と塩を竹の葉で包んだものを納める。
そして次のような呪文とともに川に沈めるのです。
「この竹の葉が青いように、この竹の葉が萎えるように、青み萎えよ。この塩が水を吸ったり乾いたりするように、満ち枯れろ。この石が沈むように、沈み伏せ」この呪誼によって兄は重い病を得、八年間苦しむことになります。
たまりかねた兄の下氷壮夫はついに降参して、母に泣いて謝った。
母は下氷壮夫が心から改心したようすをみて、誼戸を取り除いてやった。
すると兄の病気はみるみる回復して健康になったといいます。
ここに紹介した話は、理不尽な行ないをしたもの、あるいは不正を働いたものを懲らしめるのが目的だったようです。
そして、相手が衷心から許しを乞うと呪誼を説き、全体としてはハッピーエンドで終わるものです。
記紀の時代に現われる呪誼はどちらかといえば素朴なものが多かったといっていいのではないでしょうか。
後世に登場するような、おどろおどうしい呪誼は少なかったようです。
世の中には色々な占いがありますが、電話の占いサービスも利用してみたいなーと思う今日この頃です。
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